投資信託しかない! ―Only Toshin―

地道に着実に「資産形成」するなら、投資信託しかない。私はそう思います。

投資信託しかない!

じっくり時間をかけて「地味な」資産形成を目指すなら。

 

 

こちらの電子書籍の冒頭では、じっくり時間をかけて「地味な」資産形成を目指すなら、投資信託しかない!と断言されています。

 

一方、金融庁平成28年事務年度の行政方針を紐解くと、その10ページに次のような表現があります。

 

家計による資産形成の有力なツールである投資信託

http://www.fsa.go.jp/news/28/20161021-3/02.pdf

 

行政も、「資産形成」のツールとして投資信託の存在意義を認めているのです。

しかし、です。

投資信託」の日本の家計での浸透度は低い水準に留まっています。それだけではなく、そもそも投資信託が「資産形成」のツールとして広く認識されていないのではないか、と思われます。

 

投資信託がなぜ「資産形成」のツールとして機能するのか

 投資信託が「資産形成」のツールとして機能するためには必要不可欠の条件があると私は考えています。

ここで投資信託とは何か、あらためて確認してみましょう。

 

 

 

投資信託の入門書の決定版のこの本。

1ページ目に次のように書かれています。

 

 

 投資信託は少ない資金で手軽に分散投資ができる優れた商品です。簡単に言うと、たくさんの人からお金を集めて、そのお金で色々な金融商品を購入するのです。

 たとえば、株式に投資する投資信託であれば、投資の専門家が投資家から集めたお金を元手にして、数十社、多いものでは1000社以上の会社の株を購入します。

 

 

ここで重要だと私が考えるポイントは3つあります。

 

  1. 少ない資金で手軽に
  2. 分散投資ができる
  3. 株式に投資する

 

このなかで「資産形成」という観点で非常に重要なのは「株式」に投資する、保有するということなのです。実は、投資信託の中には様々な金融商品を入れることができます。たとえば「債券」、たとえば「REIT不動産投資信託)」、現金も入れることだって可能です。では、なぜ「株式に投資」が重要なのか?

 

こんなグラフをご覧になったことがありますか?

 

f:id:ginsenfund:20170128141310p:plain

Johnson & Johnson: NYSE:JNJ quotes & news - Google Finance

 

米国のJohnson and Johnson社の株価の推移を見たものです。長い時間を掛けて株価が上昇したことがよくわかるかと思います。では、なぜ、このようなことが起きたのでしょうか。それは、Johnson & Johnson社が事業活動を通じて株主が受け取るべき利益を生み出し続け、そして、その事実を株式市場が評価し続けてきた、またその評価で株式の売買が成立し続けてきたからです。

 

つまり、株式投資が主役であるからこそ、投資信託が「資産形成(時間を掛けた、地味な)」のツールになりえるのです。

 

株式投資の意義や可能性をポジティブに捉えることができなければ、株式投資投資信託を通じて「資産形成」という行動に踏み出すこと、それを長く継続することは不可能だと私は考えています。

 

と、ここまで書いてみましたが、株式投資っていいよね、投資信託で資産形成に取り組むぞ、という考えにご納得いただけたでしょうか?

 

おそらくですが、まだまだ半信半疑、いやいや半分どころか9割疑っているという方がほとんどなのではないでしょうか。

そこで、です。このブログでは、株式投資の意義や可能性、投資信託の魅力を様々な方にインタビューしてみようと考えています。

 

実は最初に誰にインタビューするかも未だ決めていません。ですので、次回の更新を気長にお待ちくださいますようお願いします。